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一美容形成外科医がまぶた(眼瞼下垂症、まぶたのたるみ、二重など)についての役立つ情報を書いております

一重のままたるみを取った症例のご紹介

施術前

眉毛下切開法 術後3か月

生まれた時からまぶたがひとえ(一重)の方はアジア圏ではとても多いです。
しかしながらひとえ(一重)の方はお若い時から瞼の皮膚がが目にかぶりがちですがご年齢を重ねるごとにたるみが強くなり、さらに目にかぶさってきやすくなります。
まぶたのたるみは解消したいのだけれども生まれつきの一重まぶたを二重にしたくはないというご希望の方はたくさんいらっしゃいます。
そのような場合に自然にまぶたのたるみを取るには眉毛下切開法が向いています。
眉毛下切開法は眉毛の生え際に沿ってまぶたのたるみを取る方法ですが、ふたえを作る操作を行うことなくたるみを取ることが可能です。

一重に近い奥二重の方も本来のご自身の奥二重が見えるようになりますので別人の目のようになることはまずありません。
他にもまぶたのたるみを取る方法はありますが、一重まぶたをそのままにしてたるみをとりたい方には眉毛下切開法が向いていると言えます。

≪症例の説明≫

上記の方は60代の女性です。
生まれつきひとえ(一重)まぶたであり、たるみも重なって眉毛を強く挙げる癖があります。
自然にまぶたのたるみを取りたいとのことでご本人様と色々ご相談させていただき、眉毛下切開法を行わせていただきました。
もともと眉毛のアートメイクをされているため、とくに傷跡が目立ちにくいというメリットもありました。
術後は自然にまぶたのたるみがとれ、本来のまつ毛の生え際が見えるようになっています。
二重切開によるたるみ取りを行うと二重まぶたになってしまうため、本来の目とは違う印象になってしまいます。
逆に派手な目にしたい場合には二重切開によるたるみ取りを検討してもよいと思います。
まぶたのたるみが解消されると無意識のうちに挙げていた眉毛が自然と下りてきます。
眉毛が過剰に上がっていると目と眉毛までの距離が長くなり、間延びした印象を与えてしまいます。
目と眉毛の距離が近づくと間延びした印象が改善され若々しい印象に変わることが多々あります。

筆者紹介

著者 石川勝也

役職 プラストクリニック院長

資格 日本形成外科学会専門医
   日本美容外科学会専門医(JSAS)